温暖化より怖いのは地球寒冷化だ! #36

及川幸久です。トランプ・チャンネルの第34回で、トランプ大統領が決断した「パリ協定」からの離脱を採り上げました。見ていただいた方から反響をいただきまして、パリ協定のもとになっている地球温暖化について、トランプさんはどう考えているのか。それをもっとちゃんと言ってくれというご意見をいただきました。

その答えを、トランプさんが大統領になる前、2013年のTwitterから探っていきます。

これは2013年12月のツイートです。

「テキサスからテネシーにかけて、アイスストーム(氷の雨を含んだ寒波)が起きている。私は今、ロサンゼルスにいるが、ものすごく寒い。グローバル・ウォーミング(地球温暖化)は、ものすごく金がかかるものだし、でっちあげじゃないか」

トランプ大統領は、大統領選挙中にあるラジオ番組に出て、地球温暖化について、こういう話をしています。

「私は、地球温暖化がman-maid――人間によって人工的に起こされているとは信じていない。そして、確かに今、温暖化は起きている。

しかし、これから温暖化とは逆に“寒冷化”が始まるかもしれない。

1920年代には、人々は「これから寒冷化が起きるのではないか」ということを議論していた。しかし今は温暖化の議論をしている。

このように、地球は寒冷化と温暖化が交互に起きているんじゃないか。

なので、温暖化というのは、決して人間が人工的に起こしたものではなく、地球そのものが周期的に起こしているものなのではないか。

それなのに、温暖化の原因は人間の経済活動による二酸化炭素だと言って、二酸化炭素を減らす、そのために経済活動を下げていくなんて、そんなことやって本当にいいのか」

そういうことを、ラジオ番組で話していました。

アメリカが、このパリ協定からの離脱を正式に表明したあと、残った先進国――ヨーロッパや日本――は、パリ協定の約束を必ず履行すると宣言しています。

オバマのクリーン・パワー・プラン

では、パリ協定のこの約束をまじめにやると、何が起こるのか。

アメリカは、もうすでにやっていました。オバマさんの時代です。

オバマ前大統領

オバマさんは、パリ協定で「アメリカは二酸化炭素の排出量を大幅に減らす」と約束し、すでに実行していました。それが「クリーン・パワー・プラン」です。

アメリカの、特に石炭による火力発電量を大幅に減らす。そのために、新設の石炭火力発電所の開設は、事実上許可しないという内容です。

アメリカは、世界最大の石炭の埋蔵国であり、アメリカの発電量の約40%は、石炭による火力発電なんですね。

この石炭による火力発電を大幅に減らしていくというのが、オバマさんがとった政策なのです。その結果、アメリカの石炭業界は大変な打撃を受けました。大量の雇用を失い、また、電気代は上がり、それが中小企業を直撃しました。

パリ協定を履行するということは、ヨーロッパや日本でもこういうことが起きるのかもしれません。

トランプ大統領は、大統領就任後、大統領令によって、このオバマ政権での「クリーン・パワー・プラン」を廃止しました。

すると何が起きたか?

アメリカの石炭業界で、一気に5万人もの雇用が増えました。

温暖化の真犯人は二酸化炭素なのか?

では、ここでFACT CHECK(事実の確認)をしてみたいと思います。

温暖化の真犯人は、本当に二酸化炭素なのか?

事実として、地球温暖化は二酸化炭素の量が増える前から起きていました。二酸化炭素の量が増えたことによって、地球温暖化が始まったわけではないのです。

この地球温暖化というのは、20世紀になる前、19世紀の半ばからすでに起きていたのです。しかし、二酸化炭素の量が増えたのは20世紀、せいぜい1940年からです。

この温暖化が始まった時期と、二酸化炭素の量が増えた時期には、90年もの差があります。

ということで、「地球温暖化」と「二酸化炭素」には、何の因果関係もないということです。

この点は、ロシアのプーチン大統領も意見が一致しています。トランプ大統領がパリ協定からの離脱を発表した後、世界の首脳はトランプさんのこの判断を厳しく批判しましたが、プーチンさんは違っていました。

プーチンは、このトランプの判断に対して、「今すぐ批判すべきものではない」と言っています。ここが、ヨーロッパや日本の首脳との大きな違いでした。

※参考 〈プーチン露大統領、トランプ氏に理解 温暖化対策合意は「依然可能」〉(産経新聞 2017.6.3)http://www.sankei.com/life/news/170603/lif1706030004-n1.html

温暖化より実は怖い「地球寒冷化」

ここで気になるのは、今日のトランプさんのツイート、地球温暖化よりも「寒冷化」です。温暖化は決して人間が起こしたものではなく、むしろ寒冷化のほうが怖いという話です。

実は、地球の歴史を長くみると、温暖化と寒冷化が周期的に繰り返し起きています。今、科学者の間で本当に恐れられているのは、温暖化よりもむしろ寒冷化なのです。

もしかしたら、この寒冷化のほうが、今世紀の半ば頃から起こるかもしれないと言われています。

この地球の歴史を長く振り返ってみると、だいたい1500年周期で温暖化と寒冷化が交互に起きているようです。過去100万年ぐらいを見てみると、その間に温暖化は600回も起きているんですね。

そして、見方を変えてみると、温暖化というのは、実は人類にとって“幸福な時代”かもしれません。なぜならば、食糧が増えるからです。

むしろ寒冷化、氷河期のようなことになると、食糧がなくなります。これが本当は怖いことなんですね。

地球温暖化は人類に“恩恵”をもたらす

古代ローマ浴場

そして、温暖化の時期になると、文明が発展します。例えば、あのローマ帝国。ローマ帝国が発展した時期というのは、どうも温暖化の時期だったようです。ローマ帝国の遺跡を見ると、公衆浴場(ローマ風呂)というのが各地に残っていますが、温暖化の中でこういうローマ風呂を作っていたんですね。

そして、ローマ帝国は、決して温暖化を止めるために経済発展をやめようとはしませんでした。

また、中世の時期も温暖化だったようです。イギリスの北のほうにグリーンランドという国があります。このグリーンランドは、中世の頃は氷が溶けて緑地が広がっており、農作物が採れていたらしいです。その後、寒冷化になって、グリーンランドは氷に覆われ、土地が閉ざされて農作物が採れなくなりました。

Greenland scenery
氷山とグリーンランド By Jensbn (Own work) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html), CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)
それが今、温暖化によって再び氷が溶け、農作物が採れるようになるかもしれないのです。

同じようなことは、ロシアのシベリアでも起きています。シベリアの永久凍土と言われた、永遠に氷に閉ざされた土地と言われた所が、今、普通の土地になって、農作物が採れるかもしれなくなっています。

“地球温暖化”を、はたして止めてよいのか?

今、世界の人口は100億に向かおうとしています。

これは何が怖いかというと、相当数の人々が食べられなくなっていくということです。食糧が足りないのです。

しかし、温暖化によって農作物が採れる土地が増えていけば、人々が食べられるようになります。

もしかすると、地球自身が、この“地球意識”というようなものが、温暖化によってより多くの土地で食物を増やせるようにしているのかもしれません。

だとしたら、「温暖化を止めていいのか?」という話になりますね。

地球温暖化は、一部の気象学者が言った一つの仮説に過ぎません。それを世界中が信じるようになってしまった。

しかし、確実に言えることは、二酸化炭素削減を本当に行ったら、まず中小企業が打撃を受け、雇用は大幅に減り、経済は悪化し、そのツケは増税によって国民が払うことになります。

アメリカの石炭業界が、無実の罪によって処罰されかかった、そんなことを、これからヨーロッパや日本で起こしてはいけない。

 

 

 

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